まだ間に合う!家庭でできる自由研究

みなさまごきげんよう、暦のうえでは秋ですが、毎日ほんとうにあつうございますね。食欲が沸かず麺類や冷たいものばかりになりがちですが、暑いときにこそ今日の晩御飯はお肉、すき焼きなんていかがでございましょうか…

今日のテーマは自由研究。実は、私は高校で理系のクラスに所属していたので多少は化学と生物の知識があります。文化祭のクラス企画では科学実験をやろうということでお客さんを相手に何回も何回も同じ実験を繰り返し、解説をしました。 いくつかやったなかで特にお手軽だったのが、漂白剤にかんする実験。
夏休みの自由研究をやっていなくて絶望している小学生も、そうでない人も、ためしてガッテン!

まず用意するものは

・どこの家庭にもあります、ブラックライト(ない人は〇mazonで買ってネ!)
・「蛍光増白剤」入りの洗濯洗剤 (商品裏の成分表に書いてあります トップ、アリエールなど)
・絵筆
・白い紙
・段ボール

実験の手順としては、
①洗濯洗剤を粉なら水に溶かし、液体ならそのまま紙コップか何かに注ぎます。②それを絵筆に付けて、白い紙に文字や絵をかきます。
③暗い部屋でその紙をブルーライトで照らします。
④アーラ不思議、文字や絵が光るではありませんか!
⑤秘密の手紙を書いて、ライトで照らして解読し、スパイごっこを楽しむなどする。

洗剤は基本的に透明か薄い青色なので、乾くと紙になにを書いたのかが分からなくなります。それにブルーライトをあてると文字が光って見えるというのがこの実験の面白いところ。段ボールで小さな暗室を作ってやると分かり易いと思います。

~解説編~

なぜ、文字が光るのでしょうか?それには先ほど用意するもののリストでさらっと書いた「蛍光増白剤」がかかわっています。 洗剤に入っていることがあるこの物質はわかりやすく言えば染料です。よごれを落として終わるのではなく、人の目に白く見える色の染料を衣服に付着させているというわけであります。だから言葉を選ばずに言うと、服が白く見えるように染めているということですね、たぶん。

そしてなぜ白く見えるのか、という原理を説明すると少し難しいのですが。この「蛍光増白剤」にかぎらず物質というものは安定状態になるために、外部からエネルギーを受け取ったらなにがしかの方法ですぐにその力を放出しようとします。熱や光が主な例です。蛍光増白剤の場合は、ブラックライトのような強い光のエネルギーを受けた結果、発光というかたちで受け取ったエネルギーを放出するために文字が光って見えるのです。 もっとわかりいやすく言えば、お母さんがストレスという外部からのエネルギーを受け取ると、安定状態にもどるために怒りという形で爆発をし、エネルギーを放出しますね。そういうことです。お分かりいただけましたでしょうか。質問はお受けします。

花王 | 製品Q&A | 【成分・働き】蛍光増白剤とは? (kao.com)

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花王の回し者ではございません

大学生の夏休みは長いです。あとひと月、なにをしようか・・・
それではごきげんよう。

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