たのしいフランス文学入門

先日、貴重な読者さまから「タイトルの昭和な高校生って、もう大学生じゃないの?」との的確なご指摘を賜りましたので、そのように改訂いたしました。これからも昭和を突き進む所存です。いや、昭和よりもっとさかのぼるかもしれません(?)。

私は大学でフランス文学を専攻しています。いままでほとんど仏文学というものは読んだことがなかったのですが、食わず嫌いというもので読んでみると意外と楽しいものです。フランスの哲学はとっつきづらいというイメージで、実際にそうでした。どうしたらこんなにひねくれた思想になるのだろうか?と感じる部分もありますが、核心をつく言葉も多いのが事実。たとえば「人はふつう褒められるためにしか褒めない」(ラ・ロシュフコー) 結局すべての行動は自己愛に基づいているのだという主張です。確かに事実かもしれないけど。さみしいですね。
でもこれは、日本のことわざ「情けは人のためならず」と似ている気もします。
めぐりめぐって自分に返ってくるから親切をする、というのはどこか打算的でいやな感じを覚えていましたが、それで社会が丸くなるのなら良いのかもしれません。そうやって世界はなんとか続いてきたのだから。

今後も親しみやすいフランス文学的な思考や作品をご紹介していきます。
おたのしみに。 これであなたもパリジャン/パリジェンヌ!!

フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー – Wikipedia

情けは人の為ならず – Wikipedia

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