安倍晋三さんの御逝去に寄せて

7月8日 私はその日期末試験がありましたので、正午ごろに帰宅しますと

母が、「安倍さんが撃たれた」と。

撃たれた?? 銃で?日本の話だろうか? 混乱しつつテレビに向かうと

『元首相の安倍晋三氏 銃で撃たれ心肺停止』というニュースの見出し。

全身から血の気が引き、とにかく生きて頂きたいという一心で祈りました。

昭和天皇と香淳皇后のお写真にむかって祈る、私にできるのはそれだけでした。

しかし、願いは叶いませんでした。

安倍晋三さんは、保守政治家として 目立つものでは憲法改正、北方領土返還交渉、拉致問題解決などを目指しておられました。

また、経済を立て直すべく アベノミクス三本の矢 大胆な金融緩和 円高是正 などなど内外の問題に精力的に取り組まれました。

教育についても、先の大戦は日本が100%悪い侵略戦争である というような浅いものではなく、何故日本人は戦争へ向かったのか、目的はなんだったのか、というような根幹を問う自尊史観の教育を広めようとされました。

そのような日本を愛し、日本のために働いてこられた方が亡くなった事は未だに信じられません。しかも、安倍さんの命を奪った人は政治的信条が直接の理由ではないとなると、余計にやるせなさ、虚しさを覚えます。

何か伝えたいこと、主張があっても、暴力に走った人の言葉は誰も聴きません。結局、暴力によっては物事は発展せず。無理やりに全てが終わらせられてしまうのです。 新たな議論も生まれなければ、解決策も出ないまま。

思いが溢れて、ここ数日は心が落ち着かず、何をしていてもふと安倍さんの事を思い出してしまいます。 これからの日本をどうしていくべきか、これについては追ってまた書きたく存じます。 

最後になりますが、安倍晋三さんのご冥福をお祈りするとともに、将来の日本を担う世代の一員として安倍さんの遺志を受け継いでゆく覚悟をここに鮮明にいたします。